Column / ART

コラム

オルセッタ ビアンカに関心を持ってくださり、ありがとうございます。
ここでは、アート(造形教室)を担当している私、ともりきが普段思っていることや感じた事の一部を共有出来ればと思い、まとめていこうと思っています。


ゲームチェンジャー

「他にも方法があるかもしれない」という予感

2022年3月に世田谷区の成城幼稚園にて執筆したコラムです。時はコロナ禍の真っ只中で、学校や幼稚園などでは登校や登園の自粛や、分散登校と謳って感染予防策の一環としてその日出席できる子どもの数を制限し、学校内の密を避ける対処を1週間単位で検討調整しながら、なんとか日常を取り戻すための努力を続けていた時期でもありました。
当時は「新しい常識」と言われ、今まで良しとされていた習慣や作法、物事の判断の仕方全てを見直さざるを得ない状況で、一体どんな選択肢が正解への道に繋がっているのか非常に見えずらい状況でした。
一連の混乱の波が去り、ひと段落つきそうな今現在でも、未来の自分の為になる確実な正解というものについては、大人や子ども含め非常に読みずらい状況が続いている様に思います。
 
この様な混沌とした状況を不安に感じるか、それとも無限の可能性と捉えてワクワクする気持ちに胸を膨らませるのか。そこもまた想いを馳せるその人次第なのではないでしょうか。
 
芸術作品を制作していると、圧倒的に後者の気持ちが強くなります。芸術には唯一無二の正解というものは存在せず、それぞれに感動したことや想ったことを形や色にのせて表現するものだからです。
オルセッタ ビアンカで展開する活動もこの部分は変わらず、芸術制作で自然に身に付く、「答えを自ら手繰り寄せる力」をつける活動について綴らせていただいています。
 
ご興味のある方は下のリンクからどうぞ。
 
続きはこちらから

「好き」の気持ちを支えるということ

子どもたちに手渡したい物

2021年3月に成城幼稚園の為に執筆したコラムです。
オルセッタ ビアンカでの活動の中でも共通の、最も大切にしていることについて触れさせて頂いています。
 
中学校や高校、そして大学への進学の為に受験をしたり、そして大人になった後にも数々の障壁を乗り越える自分を一番強く支え、背中を押してくれるのは、その時持っている知識や技術よりも「好き」の気持ちなのではないかと思っています。
 
私自身、日本を出て別の国で生活をしてきた経験の中で、それまでの自分の常識では計り知れない物事に直面したり、自分でもどう乗り越えたものか想像もつかない様な物事を前にしたとき、自分の中で一番支えてくれたのが「、、、とは言っても、やっぱり好きなんだよな」という気持ちでした。
 
きっと役に立つ、でも『その時』がいつかは分からない大切な力の源を例えて種と呼ぶとしたら、その種をどれだけ大切に子どもたちへ手渡し出来るか?ということを常に意識しています。
 
続きはこちらから